【may】の3つの意味。May I~?やMaybeの使い方も分かりやすく解説!

助動詞“may”には3つの意味があるのをご存知でしたか?

「~かもしれない」という意味で有名な“may”ですが、許可や祈願の意味もあるのです。

またよく使われる“May I~? ”“maybe”には実践で使う時に気を付けておきたいポイントがあります。

そこで今回は“may”の基本から頻出表現の注意点まですべてまとめてご紹介しますので、ぜひ参照してください。

助動詞“may”の3つの意味

助動詞“may”には以下のように3つの意味があります。

助動詞may
① 許可:~してもよい
② 推量:~かもしれない
③ 祈願:〜しますように

ここからはそれぞれの意味と共に使い方の注意点もご紹介していきますので、確認してみてください。

①許可の“may”

許可の“may”「~してもよい」という意味です。

You may come in.⇒中に入ってもよい。

また「~してもよいですか?」と許可をとる言い回し“May I~?”の表現で使われているのもこの“may”です。

May I have your name?⇒お名前をお聞かせいただけますか?
May I come in?⇒中に入ってもよろしいですか?
なでしこ
許可というと“Can I~?”という聞き方もあるよね?

確かに同じ許可をとる表現に“Can I~?(~してもいいですか?)”もありますが、“May I~?”の方が丁寧で堅い訊き方になります。

なぜそのようなニュアンスになるかを理解するために、少し“may”の語源の話をさせてください。

“may”の語源の話

“may”の過去形は“might(マイト)”ですよね。

この“might”という言葉、実は名詞になると「力」や「権力」という意味になります。

そして「全能の」という意味の“almighty(オールマイティ)”と語源が共通しているという説もあるのです。

この「全能な力」という感覚、つまり「権力をもつ強い人」や「神のような存在」とリンクする言葉が“may”なのです。

そこで“May I~?”には偉い人たちに許可をとる感覚が漂うため、“Can I~?”よりもフォーマルなニュアンスになるのですね。

“May I~?”は答え方に要注意

許可の“may”で注意したいのは、自分が許可を与える側になった場合の答え方です。

みなさんは“May I come in?(中に入ってもよろしいですか?)”と聞かれたら何と答えますか?

なでしこ
普通に考えたら“Yes, you may.”“No, you may not.”じゃないの?

そう考えてしまいがちですよね。

しかしここが注意のポイントで、実は上から目線の言葉に聞こえてしまうのです。

日本語に訳すとこのような感じになります。

・Yes, you may.⇒うむ、よろしい。
・No, you may not.⇒いや、だめだ。

なでしこ
うわー!ほんとだ。かなり偉そうになっちゃうね!

こう聞こえてしまうのも“may”に「全能な力」の感覚が宿っているからです。

そこで“May I~?”の返答には“Sure.(もちろん)”“All right.(構いません)”を使うようにしましょう。

ちなみに断る場合には「恐れ入りますが」という前置きフレーズ“I’m afraid~”をつけた“I’m afraid you cannot.”“No, I’m sorry.”という言い回しが適切です。

禁止の“may not”

“may”が「許可」なら、それに否定の言葉がついた“may not”は許可しない、つまり「禁止」の表現になります。

禁止表現には“can not”や“must not”もありますが、“may”にはお偉方の許可というニュアンスがありますので、公的に禁止されている感覚が漂います。

You may not smoke here.⇒ここで喫煙してはいけません。

②推量のmay

続いては「推量」の“may”です。

“may”の3つの意味の中で推量だけは「全知全能」の語源とは関係がなく、むしろ「~かもしれない」という少し自信のない弱めの表現になります。

It may rain in Tokyo.⇒東京では雨が降るかもしれない。

“will”や“would”にも「推量」の意味がありましたが、“may”にもあるんですね。

これらの推量の助動詞は確信度合いによって使い分けられます。

“will”は“would”よりも確信度合いが高い(約85~90%以上)
“would”は“will”よりも低い(約70~85%)
“may”は“would”よりも低い(約50~70%)
“might”はさらに“may”よりも低い(約50%以下)

このようなイメージです。

しかしこれはあくまでも一つの目安程度に考えてください。

日本語でも「~かもしれない」、「~だろう」、「~になるようだ」のように推量を表す言葉はいくつかありますが、どれが確信度○%とは言い切れないですよね。

それと同じで英語の場合も前後の文脈や話し手の感覚によっても異なってきます。

“maybe”使い方

「~かもしれない」の“may”といえば“maybe(メイビー)”を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

よく知っている方も多い言葉だとは思いますが、念のためおさらいしておきましょう。

“maybe”は「たぶん」「もしかしたら」という意味の副詞です。

“it may be~(それは~かもしれない)”の“may be”の部分が単独で使われるようになった形だと言われています。

Maybe it will snow tomorrow.⇒たぶん明日は雪が降るだろう

また“maybe”は控えめな誘い文句や助言をする時にも使われることがあります。

“maybe”=「たぶん」と固定して覚えてしまうと、このような使い方をされた時に戸惑ってしまうかもしれませんので、注意してくださいね。

I’m going to go to Osaka next Friday, maybe we can have a lunch.⇒金曜日に大阪に行く予定なので、よければお昼でもご一緒しませんか。
Maybe you should read the book.⇒あなたはその本を読んでみるといいかもしれませんね

③祈願の“may”

“may”の3つ目の意味は「祈願」です。

「〜しますように」という訳になります。

「全能の力」に「どうかこの願いごとを叶えてください」、「この願いを許してください」と乞う感覚ですね。

May you have a wonderful Christmas!⇒あなたが素晴らしいクリスマスを過ごしますように!

ここでポイントになるのが語順です。

本来であれば“You may have〜.”と言う順序になるはずなのに、この例文は助動詞“may”が先にきていますよね。

このように言葉の順次を入れ替える手法は倒置(とうち)表現と呼ばれています。

願いごとのように強い感情表現を表す場合、いつもとは違うよ!と注意を引くために倒置という特殊な技法を使うのです。

まとめ

今日は助動詞“may”についてご紹介しました。

“may”には「~してもよい」という許可、「~かもしれない」という推量、「~しますように」という祈願の3つの意味があることを確認しました。

そして許可の返答には“may”を使わず“sure”や“I’m sorry.”を使うことや、祈願の“may”を使う場合には倒置表現になることを学びました。

今回はここまでです。お疲れさまでした!

なでしこ
これで今日も英語力ワンランクUP。がんばったね!うれしいね!またね!