【必見!】助動詞willの本当の意味。be going toとの違いとは?

“will”の意味を「未来」とだけ覚えている人はいませんか?

“will”には全部で4つの意味がありますが、共通するあるポイントを押さえれば、難なく使いこなせます。

今回は“be going to”との使い分けについてもご紹介していますので、一緒に楽しく習得していきましょう。

“will”の意味

“will”といえば「未来」を表す助動詞と覚えている人も少なくないと思います。

しかし、改めて“will”の意味を整理してみると、合計4つの意味があることに気づきます。

言われてみればそうだったような・・・と思い出した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

will
① 単純未来:〜になる
② 意志:〜するつもりだ
③ 推定:〜だろう
④習慣・習性:よく〜する

なでしこ
えー!4つもあるの?覚えられないよ。

確かにこの4つの意味をそれぞれ個別に覚えるのは大変ですよね。

ネイティブも“will”には4つの意味があって・・・という覚え方はしていません。

実はこれら“will”の4つの意味には共通するひとつの意味があります。

それをマスターするのが、“will”を使いこなす近道なのです。

なでしこ
ほうほう、そんな近道があるなら早く教えて!

その意味とは・・・「実際にはわからないけど、話し手には自信がある」というものです。

具体的にはどういうことか「助動詞」が持つ役割と一緒にみていきましょう。

助動詞とは

まず今日のテーマ“will”は「助動詞」と呼ばれるものの1つですね。

助動詞とは読んで字のごとく「動詞を“助ける”」言葉

動詞の前にくっついて、動詞だけでは醸し出せないニュアンスや感情を付け加える働きをしています。

今回の“will”もこの働きを持っています。

動詞の前に“will”を足すことによって「実際にはわからないけど、話し手には自信がある」というニュアンスを出すことができるのです。

例えばこの2つの文を見てください。

① It rains in London.⇒ロンドンは雨です。

② It will rain in London.⇒ロンドンは雨が降るだろう。

① は“will”がなく“It rains〜”となっていますので、実際にロンドンで雨が降っている意味になります。

一方で②は動詞の前に“will”があるため、実際にロンドンで雨が降るかどうかはさておき、自分としては確実に降るだろうと思っている、というニュアンスになるのです。

このように、文章に話し手の感情といったスパイスを加えるのが助動詞なのです。

4つの意味をマスターする

“will”には大きく4つの意味がありますが「実際にはわからないけど、話し手には自信がある」というニュアンスは共通していることを学びました。

ここでは、果たして本当に共通しているのか個別の意味を見ながら確認していきましょう。

単純未来:〜になる

まずは「単純未来」から。

“will”といえば未来というほど有名な意味ですが、そもそもなぜ未来という意味が生まれてきたのでしょうか。

それは“will”に「実際にはわからないけど」というニュアンスがあるからです。

未来というのはどうなるかわからない先のことですよね。

ですから “will”の文は「未来」のことを表しているケースが多くなります。

意志:〜するつもりだ

続いては「意志」です。
実際にはどうなるかわからなくても、確信を持てること、それは「自分がこれからやること」ですよね。

そこで、自分が決意していることに“will”が用いられます。

I will do my best.⇒私はベストを尽くすつもりです。
I will buy you a drink.⇒あなたに一杯おごりましょう。

推定:〜だろう

3つ目は「推定」です。

「実際にはどうかわからないけど、自分はそう思う、そう考える」という状態はまさに推定・予測している状況と言えます。

自分以外の人やことについて予測することが多いため、主語は3人称になるのが一般的です。

The train will be delayed tomorrow morning.⇒明日の朝、その電車は遅れるだろう。

She will be a good nurse.⇒彼女は良い看護師になるだろう。

習慣・習性:よく〜する

最後は「習慣・習性」です。

必ずしも今回もそうなるかはわからないけれど「大抵はこういうものだ、いつもはこうなる」というのが、“will”の「習慣・習性」です。

ここにも「実際にはわからないけど、話し手には自信がある」という“will”のニュアンスが出ていますね。

「習慣・習性」も「推定」と同じく、主語は3人称のことが多いです。

Accidents will happen.⇒事故は起きざるを得ないものだ。

Oil will float on water.⇒油は水に浮くものだ。

いかがでしたでしょうか。

ともすると別々に思える意味でも、根源は同じひとつの単語。

「話し手が自信を持って伝えている」という共通のニュアンスを確認していただけたと思います。

“be going to”と“will”の使い分け

続いては“will”と一緒に学ぶことの多い“be going to”についてです。

会話では“will”も“be going to”もよく使われます。

ただし「文法的に“will”が使えない場合(助動詞が直前にある場合など)「事前に予定していたニュアンスを出したい時」には意図的に“be going to”を選択することがあるので、確認しておきましょう。

2つの例文を比較してみてください。

①I’ll stay in Kyoto until the end of October.⇒私は10月末まで京都に滞在するつもりだ。

②I’m going to stay in Kyoto until the end of October. ⇒私は10月末まで京都に滞在する予定だ。

まず①ですが、ここでは“I’ll stay in Kyoto…”と“will”が使われていますね。

“will”というのは“be going to”を比べて「その場で決めた感」が強いワードになります。

つまり①の場合にはわりと最近になって「10月末まで京都に滞在することにしよーと」と決めた感じになります。

それに対して②の場合には“be going to”が用いられていますので「事前に予定していたニュアンス」が漂います。

よって「以前から決めていたとおり、10月末まで京都に滞在する予定です」という意味合いになるのです。

よくプロポーズの言葉で「“Will you marry me?”⇒私と結婚してくれますか?」という表現がありますね。

これが“Are you going to marry me?”でないのは、“be going to”を使うと事前に結婚を予定していたニュアンスになってしまうからです。

「あなたは私と結婚する予定ですか?」なんてプロポーズされたら、「えっ!??」とビックリして何も言えなくなってしまいますよね。

付録:助動詞に共通する法則

ここで補足としてみなさんにお伝えしたいことがあります。

それは助動詞全体に共通するある法則についてです。

今回の“will”と“be going to”のように【助動詞と、助動詞ではないけれど意味の近いフレーズの組み合わせ】というのは他にもいくつかありますよね。

なでしこ
“can”と“be able to”の組み合わせとかかな?

はい、その通りです。

【“can”と“be able to”】の他にも【“must”と“have to”】といったペアも有名ですね。

実はこのペアの間にあるニュアンスの違いには、あるルールがあります。

それは「助動詞は主観的で、もう一方は客観的」というものです。

今回の“will”と“be going to”の場合

助動詞“will”
・実際にはどうなのかは別として「自分はそう思う・そうするつもり」というニュアンス。

・特に根拠はないけれどそう考えるという「主観」の匂いが漂っている。

“be going to”
「事前に予定している」というニュアンス。
・すでに誰かとの約束や仕事の予定など、予定と言うにふさわしい行動、つまり発言の根拠となる「客観的」な事実が存在している。

同様に“can”や“must”は主観、“be able to”と“have to”には客観のニュアンスが漂います。

学生時代の英語のテストなどでは、よく書き換え問題で登場していた組み合わせですが、実際の会話では微妙な感覚の違いが存在するので、意識できると良いですね。

まとめ

今日は助動詞“will”について「未来」を含む4つの意味には「実際にはわからないけど、話し手には自信がある」という共通ニュアンスがあることを学びました。

さらに“will”と“be going to”との使い分けについて、文法的に“be going to”しか使えないケースだけでなく、ニュアンス的な違いについても確認しましたね。

今回はここまでです。お疲れさまでした!

なでしこ
これで今日も英語力ワンランクUP。がんばったね!うれしいね!またね!